検診で血圧を検査するのは、生活習慣病のひとつとして数えられている高血圧の診断を行うためです。
高血圧は動脈硬化を引き起こし、それが脳卒中、閉塞性動脈硬化、虚血性心疾患、心不全、腎障害などの
合併症を引き起こす大変危険な状態なので、これを予防するという事は非常に大事なことです。
メタボリックシンドロームや生活習慣病といった、非常に危険な病気を回避する上でも重要な検査ですが、
そこまで至らなくても、生活習慣を改める必要がある人への警告を行うという意味合いもあるのです。
血圧によって、その人間の生活習慣が見えてくるという訳です。
血圧はあらゆる病気のシグナルであり、生活の乱れを表す指標でもあります。
近年では、血圧は、薬局や公共機関などで簡単に測ることができます。
血圧のコントロールは中々個人で行うのは難しいので、このような機会に専門家から指導を仰ぎ、
体質と生活習慣の改善を行うきっかけを作れるというのは、非常に意義のあることではないでしょうか。
しかし、どの程度の数字だったら深刻なのか、どれくらいだったら大丈夫なのかというのは、
ある程度個人差もあり、専門家でないと明確にはわかりません。
検診による血圧測定では、上が130、下が85mmHg以上の場合は注意の対象となります。
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