心筋炎

心筋炎(しんきんえん)というのは、心臓を動かす筋肉である「心筋(しんきん)」が、炎症を起こす疾患です。

心筋炎の多くは、原因不明です

ただし、リウマチ熱や免疫系の病気である全身性エリテマトーデス、慢性関節リウマチ、強皮症(きょうひしょう)、サルコイドーシスなどから、心筋炎になることもあります。

心筋炎の場合、ウィルスや細菌が心筋に感染し、心筋の細胞が犯されます。

心筋炎の症状として心臓の収縮力が弱まり、心臓が肥大したり、心臓機能が低下といった症状がでます。

心筋炎の最初は、発熱やのどの痛み、頭痛、倦怠感など、風邪によく似た症状が出ます。また吐き気や嘔吐、下痢、腹痛からはじまるケースもあります。

その後、数日?一週間ほどして、動悸や胸痛、呼吸困難、脈の乱れ、むくみが現れます。

心筋炎が起こっていることに気づかないままのこともあります、というのは、症状はあまり長くは続かないためです。

心筋炎の注意すべき点は、身体が疲労している場合に心筋炎を発症すると、急速に悪化し、ショック状態になるなど、危険な状態に至ることもあることです。

ショック状態に陥った場合は命の危険がありますので、救急車を呼ぶ必要があります。

心筋炎の治療をおこなわずにいると心臓の機能が低下するので、医師の治療を受けることが大切です。

心筋炎の処置として、安静にして、栄養の補給や輸液などの処置がおこなわれます。

心臓の機能が低下している場合には、ジギタイス製剤を用いたり、利尿剤の服用、食塩の制限がおこなわれます。

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